あがり症とたたかう演奏家Ichiyoのブログ

あがり症とうまく付き合えるようになるためにやっているトレーニング方法や学んだ理論などを紹介します。私はあがり症研究の専門家ではありません。

はじめに・ちょっと自己紹介

こんにちは。ブログへのご訪問ありがとうございます。Ichiyoと申します。

 

私は声楽家であり、現在スイスの大学院で声楽教育(Master Musikpädagogik Gesang)を専攻している学生です。聴きなれない専攻かと思いますが、声楽の先生になるために教授法を習ったりそのトレーニングをしたりする学問です。修了すればスイスの音楽学校で声楽を教える事ができる資格が得られます。

 

私は大学院入学後に、長年苦しんできたあがり症にきちんと向き合おうと思い(というか正確には、無視を決め込んだものが向き合わざるを得なくなり)、現在二人のアドバイザーと一緒にあがり症克服に取り組んでいます。

 

何度目かの面談のときに、一人のアドバイザーが私がトレーニングをとてもうまくやっていると言ってくれ、加えて、あがり症に対する私の取り組みが他の人たちも刺激する事ができるといいねという彼女の一言がきっかけで、まずはブログで公開してみようと考えました。私のブログが、あがり症についてより深く考えるきっかけや、コメント欄でディスカッションできるプラットフォームになれば良いなと思います。

 

演奏家はその70%が大なり小なりのあがり症に苦しんでいると言われています。決して少なくない数字ですが、私は日本の音大では正しいサポートが得られませんでした。

 

自分にあがり症があると気付いたら、病院のように、または心療内科のカウンセリングのように、ここに行けばいい、これに頼ればいい、という場所(物、人)がもしあったら心強いと思いませんか?私はそれを見つけるまでに大変な時間がかかってしまいましたし、苦労しました。 

 

自分のあがり症について誰かに話すことや、誰かに助けを求めることがもっとポピュラーになることを願ってこのブログを始めます。